第6回|外部精度管理調査「コバスb101」【動画で解説】

2020.07.20 Mon

検体測定室を運営する上で必要な「外部精度管理調査」へ「コバスb101」で参加しました。動画で、一連の流れや注意点・コツなどを解説します。薬局関係者や薬剤師さんなど情報収集のためにお役立てください。

YouTube検体測定室教えてチャンネル
こちらの画像をClickするとYouTube動画「検体測定室おしえてチャンネル」をご覧いただけます。

検体測定室を運営する上で必要な「外部精度管理調査」というものがあります。当社も毎年おこなうこの調査に、今回は「コバスb101」で参加。一連の流れや注意点、コツなどを動画にまとめましたので、薬局関係者や薬剤師さんなど情報収集のためにお役立てください。

 

精度管理は2つ|内部と外部

コバスb101  のような測定機器( 血液検査用器具 パック式臨床化学分析装置 )を検体測定室内で扱うときは、その測定結果がきちんと適合範囲内におさまるかどうか、定期的な確認が必要です。
そしてその精度管理の 実施方法は2種類あり、ひとつは、自施設内でおこなう「内部」精度管理と、もう一つは、第三者機関に依頼しておこなう「外部」精度管理です。

どちらの精度管理も、測る検体は人の血液ではなく 試料検体を測ります。
今回、参加した外部精度管理調査は、内部のものと違い、年1回以上の参加が 義務づけられています。

部精度管理 部精度管理
必要に応じ任意でいつでも 義務の有無 年に1回以上は調査へ参加が義務
自施設内 測定する場所 自施設内
試薬ディスクごとの測定コントロール 測定する試料 調査を請負う第三者機関からの測定試料
代理店となっている医薬品卸 申込み先 検体測定室連携協議会
測定コントロールの購入費
試薬ディスク(数は任意)
経費 2~3万円(所属団体により変動※1)
HbA1c試薬ディスク4ヶ

※1 所属団体について、検体測定室連携協議会の会員で20,000~23,600円、スマートヘルスケア協会の会員で25,000円、どちらも非会員で30,000円。2020年6月時点の情報につき相違のある際は、各団体へお問合せください。(価格の比較出展元:一般社団法人スマートヘルスケア協会)

 

外部精度管理調査|流れ&注意点

内部精度管理がいつでも おこなえるのと違い、外部精度管理は2020年7月の時点では、年に2回しか実施されません。そしてその申し込み期間には期限があるので、早めに 検体測定室連携協議会の公式サイト をチェックしましょう。

チェックする頃合いは、5~6月と10~11月がおすすめですが、実施月は固定ではないようなので参考としてご周知ください。

当社が参加した様子を、3部構成にして YouTube動画にまとめました。

↓↓↓

●第1回:事前準備

測定試料が手元に届いてから、試薬ディスクに充填する前に、しておいたほうがよい準備や 注意点について解説しています。

 

●第2回:測定

温度と時間などに配慮し準備したあと、測定試料を試薬ディスクに充填をおこない、測定機器本体(コバスb101)へセットする部分について解説しています。転倒混和のしかたなど、ご参考になれば幸いです。

 

●第3回:入力

試料の測定を終えたあとは、調査をおこなうため、検体測定室連携協議会のサイト内 該当ページへ入力します。PC画面を、ZOOM機能をつかって撮影した、実際のPC入力画面に沿って、入力の順番や注意点について解説しています。

 

参加で得られるメリット

この調査に参加して得られるものが3つあることをご存じですか?
1つ目は、もちろん調査結果です。自施設の測定機器が、適合性の範囲内かどうか、実測値と目標値との誤差も 確認できます。

外部精度管理調査へ参加後に発行される適合性に関する調査結果
過去に参加したときの調査結果です。今回2020年7月の結果は同年9月の通知が予定されています。

あわせて読みたい記事はこちら 手袋の人差し指

→「検体測定室に関する専門家からのレビュー#02:病態解析研究所 様(神奈川県・厚木市)」(2018.02.27 当社お知らせより)

2つ目は、検体測定室連携協議会から「参加証」が発行されます。実は、私たちが 各地へイベント出張するとき、受検者さんから「この結果、正確?」「どのくらい正しく出るの?」と 聞かれることがあります。
この参加証を 測定室内に提示することで、測定にのぞまれる受検者さんの、安心につなげることができます。

検体測定室 外部精度管理調査 参加証
結果の通知と同様に、過去に参加したときの参加証です。


3つ目は、この調査へ参加することで得られる 大きなメリットです。それは、「測定に従事する者の自信」

この検体測定室でおこなう業務は、薬局の日常業務とは かけ離れたところも多く、日常的に関わっている薬剤師さんだとしても、その回数は日々の服薬指導と比べると 極端に少ないと思います。
また、受検者さんを目の前にしながら、他の従事者と作業の確認や注意点、不安な部分について、話し合うことは難しいでしょう。

つまり、この外部精度管理調査への参加は、スタッフの方々が自由に 意見や不安を語り合いながら、情報共有のできる場 でもあります。
「義務だから仕方なく…」というより、「この機会に、皆で意見交換しよう!」と、画期的な機会に活かせたら 素晴らしいと思います。

今回の動画解説が、この記事をご覧いただいている皆様の、自信と、成功体験の構築に、少しでもお役に立ちましたら幸いです。

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→「検体測定室に関するガイドラインに従い 外部精度管理調査に参加しました!」(2017.11.17当社お知らせより

★薬局・薬剤師むけ検体測定室に関する様々な「知恵袋」はこちらから↓↓↓
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