今回のセミナーは、
人と学びを結ぶ ターミナルステーションとして
足立区の指定管理者制度に基づき、
生涯学習の機会や イベント情報を 提供されている
足立区生涯学習センター(足立区千住)様 にて、
90分間(受講人数34名、有料)お話させて頂きました。
2018年10月「あだちサークルフェア2018」で
検体測定室を開設し、血糖(HbA1c)測定にも 携わらせて頂いたご施設です。
その時、測定は有料にも関わらず、
想像以上に 沢山の方々が 測定参加されました。
(詳しくは 弊社Newsサイト2018.10.24 をご覧ください)
今回のセミナーも、有料でしたが、
告知1週間で 嬉しい満席。
当日もキャンセル待ちの張り紙に、
立ち見の希望まで出ていたとお聞きし、驚きました。
それだけ、一般の方々にとって
興味深いテーマという事なのでしょう。
期待度が高かった事を 指し示すかように、
講習後アンケートからは 賛否両論、
大変勉強になる ご意見を戴きました。
(一部抜粋にて ご紹介致します)
✅ 意識したことが ないことばかりで、とても参考になりました。(50代 女性)
✅ もっとききたい。 (60代 女性)
✅ 説明がわかりにくく、ついてゆけなかった。時間が足りない。(70代 女性)
✅ かかっている病院ごとに
近い門前薬局で お薬もらっていました。
かかりつけ薬剤師を持つことの 重要性がわかったので、
これからは一つに まとめようと思っています。(50代 女性)
✅ 知らないことがあることがわかり 有意義でした。
ただ、基本的事項、かかりつけ薬局の意味など
もう少し知りたかった。(60代 女性)
✅ 門前薬局と面薬局の 違いが分かった。(70代 男性)
✅ 今後もっと学習したいです。(70代 女性)
講習後アンケートから、賛否両論 の実数がこちら。
4段階(不満/少し不満/やや満足/満足)のうち、率直な満足度
「やや満足/満足」と答えた方は、
「 講義内容 」について、
63%(やや満足:19%、満足:44%)(回答率100%)
「 講師 」について、
67.7%(やや満足:22%、満足:44%)(回答率96.9%)
各論がとても細かく、2年毎に目まぐるしく変わるためか、
今まで同じ題材の 一般公開講座を
見かけた事がありません。
一般の方に対し、誰も語ろうとしない このテーマで、
講義内容・講師の評価ともに、
6割以上の方に ご満足頂けたという結果は
嬉しくもあり、その反面、
万人にお伝えすることの 難しさを痛感した部分もございます。
90分間におさめるには、実話や、一般名処方など専門的な
詳細解説も含めると、無謀なのかもしれません。
「 薬局の選び方 」と言われると、
安い薬局の探し方を イメージされる方が 多いかもしれませんが
お伝えしたのは「安い」ではないのです。
この話を聞かれた方は、
賛否両論 どちらのイメージを 持たれたとしても、
これからご自身で、厚生労働省の提示する ホームページ等をご覧になり、
『 国の目指す薬局ビジョン 』
に記される 内容や文言が 理解できます。
そこには少なからず、専門的な視点から
書かれた文言が 存在しているからです。
話は、敢えて、今話題の
『 薬剤師不要論 』
からスタートしました。これに 大きく頷かれる受講者様、多数。
続いて、制度施行から38年も経っているのに、
未だ、一般の方 67.4% ※も知らない と答える
『 副作用被害救済制度 』
当日、受講者様には お一人もご存じの方が いませんでした。
(※参考:2018.10医薬品・医療機器等安全性情報No.357)
そして、現場(調剤薬局)で本当に多い 事例紹介
『 報酬改正でガラリと変化 』
薬剤師が行う ヒヤリ・ハット※の実例を挙げつつ、
薬剤師は 何をしてくれる 職なのか?
医薬分業が 始まったのは 何故か?
自分にあった薬剤師を 活用して貰えたら嬉しい!
そんな願いをこめて お話致しました。
(※ヒヤリ・ハット…医療事故には至らなくても、場合によっては重症に直結したかもしれないエピソードのこと)
医師に対して、セカンドオピニオンの概念があるように、
薬剤師に対しても、他の意見を 聞いてみたい時がある筈。
薬局の探し方について、
公的検索サービスの公式サイトも ご紹介しました。
講習後アンケートでは、
スッキリできた項目 を伺い、
9個の選択肢のうち、Top3は、
第1位
『 薬局毎に会計が違う理由 』
『 処方箋の読解術 』
第2位
『 かかりつけ薬剤師とは 』
第3位
『 調剤明細書の内訳 』
90分間の中に 質疑応答のお時間が 取れなかった為、
講習後、個別にご質問を 下さる方が多く、
お一人お一人の ニーズに接する時間が足りない!と
心から感じました。
この度の 皆様からの疑問とご意見を
有難く心身に受けとめ、
私どもはこれからも 自己研摩を続け、
『 そんなの聞いた事なかった!』
『 誰も教えてくれなかった!』
『 今聞いておいてよかった!』
医療関係者には 当たり前なのに、
一般の方に あまり知られていない 情報の溝 について
発信をして参る所存です。
この場をお借りしまして、
温かくご清聴と 貴重な学びをくださいました 受講者の皆様へ、
開催におきまして 厚くサポート頂きました
足立区生涯学習センターの皆様へ、
心より厚くお礼申し上げます。